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39.トリマーの仕事
トリマーという職業に「ペットの美容師さん」とのイメージをもたれている方も多いと思いますが、ペットの身体全体、つまり毛以外にも、皮膚・爪・耳・肛門など身体全体の手入れを行うのがトリマーの仕事です。
諸外国ではこのようにペットの身体全体の手入れを行う職業の人を「グルーマー」と呼び、ペットの毛を刈り込む職業の人を「トリマー」と言い分けています。
ですので、日本での「トリマー」という呼び方は「グルーマー」と言い換えてもいいことになります。
扱うペットの殆んどが犬ですが、犬種もさまざまであり、また犬種の流行もあります。
犬種が変わればトリミングの仕方も変わりますし、その犬種についての知識や情報も知っていなくてはなりませんので、技術の向上や日々の勉強が必用となってきます。
また飼い主さんは、ペットの健康について、食事などの栄養面について、そしてしつけなどについての質問も少なからずしてきます。
トリミング作業をとおして、そのペットの皮膚などから健康状態を観察し、病気や寄生虫などの早期発見して飼い主さんに伝えるのもトリマーのだいじな仕事です。
ですので、トリミング技術だけではなく、ペットに関する幅広い知識と、飼い主さんに対してのアドバイザー的要素も含まれてくるわけです。
また扱う犬種の中には、大型犬もいますし、1日の大半は立ち仕事という点も考えればかなりの体力が必要とされる仕事です。
このように、知識も技術も、そして体力も必要とされるトリマーではありますが、現在のペット産業・ペットビジネスの急成長を考えると、「手に職を」といった意味もあわせて魅力的な職業といえるのではないでしょうか。(677字)
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