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借金整理をしなければならない状況の人のなかには、「住宅ローンの支払いがつらくなってきた」という人が、意外に多いです。住宅ローンを支払うことを止めれば「住む家がなくなる」という思いを持ってしまうようです。まず「本当に持ち家が必要かどうか」を考える必要もあります。任意整理を行う場合には、担保のついていない不動産を、債権者に何を言われようとも、処分する義務はありません。債権者は「土地建物を売れ！！」と迫るかもしれませんが、それは単なる脅しですので、任意整理の場合には、そんな言葉に従う必要は、ないのです。また、かつて「てき除」と呼ばれた制度が、現在は「抵当権消滅請求」という制度に改められ、存続しています。しかし、この制度を利用したいと考える場合でも、数百万円の現金が必要となり、現在、借金の返済に苦しんでいる人にとっては、現金の準備が難しいでしょう。そこで、任意売却を行うという方法もあります。任意売却の場合は、借金整理法のどの方法とも組み合わせて利用することができます。基本的には任意売却にまつわる様々な手続は、素人にとって煩雑を極めますし、倒産ビジネスを行っている悪徳業者に目をつけられやすい部分でもありますので、任意売却は信頼できる弁護士さん、不動産屋さんに相談しながら行うことにしましょう。
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