ターナーデザインガッシュについての質問。ターナーポスターカラーより高品質であると聞いたのです。ポスターカラーは薄くぬるようには作られてないじゃないですか。このデザインガッシュもそのようなのですか?このデザインガッシュというのがただのポスターカラーの高品質版ですよ、というだけの意味なのか。それとも薄く塗ってもきれに色が出るし、もちろん厚くぬってもいいよという意味でこの看板を下げているのか、判じかねておるわけであります。ターナーデザインガッシュはポスターカラーよりはホルベインガッシュに近いか同じであるということなのでしょうか?このガッシュは名前にデザインとよけいにつけてあるため、迷っておるのです。私はガッシュとか絵の具だとか全然使ったことがないのです。いろいろなページで文字だけで判断するに混乱をきたしました。使って試してみればいいじゃないかと思いますが、まあ聞いてみてもいいじゃないかと思って聞きました。
ベストアンサー
ポスターカラーの高品質版であり、薄く塗ってもきれに色が出るし、もちろん厚くぬってもいいよという意味です。また、ポスターカラーを薄く塗ってはならないというルールがあるわけではありません。また、デザイン・ポスターといった商品名にあまりこだわらなくてもよろしいかと思います。デザインと商品名にあるものを絵画に使うこともありますし。絵の具の良し悪しは同じメディウム(アラビアガム・アクリル・オイル等)で同じ顔料(ラピスラズリ・コチニール・硫化カドミウム・緑青等)なら顔料の占める割合である顔料濃度が高いものが良質(発色が良い)とされます。顔料濃度が高ければ高いほど、色数を多く混ぜても濁りにくいのです。黄色と青色があれば緑色の絵の具はかわなくてもいいのではなく、最初から緑色の絵の具(顔料)を使った方が発色がいいのです。プロの画家が絵の具を何色ももっているのはこのためです。絵の具は望む色を作る際に極力少ない色数で作った方が発色が優れていてくすんでいない色ができます。つまり、混ぜる色数が多いほど色が灰色に近づきくすんでいきます。たぶん(間違いなく)ターナーのデザインガ
ッシュがポスターカラーより顔料濃度が高いと思われます。真偽はメーカーさんに問い合わせて下さい。ちなみに私は、少し高いですが、ウィンザーアンドニュートンデザイナースガッシュを学生のころ使っていました。ものすごい顔料濃度で、発色は群を抜いています。値段も高いですが、ホルベインガッシュとは比較になりません。顔料濃度の高い絵の具はよく伸び、水で薄めても鮮やかです。余談ですが、透明水彩に白のガッシュを少し入れると、ガッシュとしてニアイコールで使えます。